唯一無二の警報システムを
ご提供いたします
当社は成田国際空港近くに拠点を構えています。
当社は、最新の流砂観測技術を取り入れ、水位(流量)と土砂量及びカメラ監視データに基づいて、土砂災害の危険度(変化)を事前に察知し、警報や避難を促す、「リアルタイム土砂災害警報システム」をご提供しています。観測データはIOTデバイスによりクラウドにアップされリアルタイムで状況を監視できます。
気象変動に伴って頻発する土砂・洪水被害から人々が暮らす社会に安全・安心をお届けできるように、現地調査、設計、設置、維持管理まで高品質なサービスをご提案してまいります。
土砂災害の現状と今後の課題と対策
日本は地盤が脆く、その上、土砂災害警戒区域に多くの人が住んでいます。近年気象変動に伴って、長雨や集中豪雨が増加し、土砂災害が日本全国で多発しています(図参照:土砂災害パターン)。気象庁では、降雨(降雨量、土壌雨量指数)を指標として土砂災害警戒区域に土砂災害警報を広域的に配信し避難を呼びかけています。しかし、土砂災害は局所的かつ突発的であるため、住民避難を促すには危険度を示す情報が必要です。当社ではそのような状況を改善するため、被害発生の要因である流出する土砂量や流れ出る水量データをリアルタイムで観測し、根拠のある(インパクトのある)情報を提示できる、リアルタイム土砂災害警報システムを開発、ご提供しています。2021年7月に発生した熱海伊豆山土石流災害(降雨ピーク後発生・添付写真)では、大規模な土石流が発生する前に、小規模な土砂流出が何回か起きています。本システムは、このような事前の土砂流出を検知し住民の避難を促します。
土砂災害警報システム
当社のリアルタイム土砂災害警報システムは、基本センサーとして水位(流量)を計測する水位計、川を流れている土砂量(掃流砂量)を計測する危機管理型土砂量計(ジオフォン)および計測現場を監視するカメラを搭載しています。また、同時に浮遊砂量を計測する濁度計や土石流を検知する振動計を搭載することができます。このIOTデバイスにより、多岐にわたる災害の発生リスクをより正確に把握し、迅速な警報発令が可能となっています。電源は省電力化(バッテリーのコンパクト化)を図り、ソーラーパネルを使用しており、電力の供給が不安定な山間部などへ早期に警報システムの導入が容易となっています。またオンライン化によるデータ監視や警報メール配信を可能とし、クラウドで一元管理ができる高度なシステムとなっています。さらに通信モジュールのグロバール化を実現し、海外からのご要望・ご依頼にもお応えいたします。
導入事例
ホームページ内にて当社開発システムの導入事例をご紹介しております。
当社システムは日本国内で3年間の実証試験を行い東京都立産業技術研究センターの検査合格を受けている製品です。国内の実証試験地を初めとして、マレーシアやオマーンなど海外での導入実績もございます。 詳細につきまして、専用ページにてご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
オマーン事例(砂漠の涸れ川ワジでのフラシュフラッド対策)